学会記 24th CTOS in Tokyo, Japan (荒木麗博)

2019年11月20日

腫瘍班の荒木麗博です。
この度、2019年11月13日から16日の3日間、東京新宿のヒルトンホテルにて開催されました第24回CTOS(Connective Tissue Oncology Society)に参加いたしましたのでご報告させていただきます。CTOSは肉腫の診断や治療に携わる整形外科医をはじめ、腫瘍内科医、小児科医、放射線科医、病理医など他科の先生方も多く参加される国際学会です。今回の学会の参加国は世界から30か国以上、参加者は1000人ほどであったとのことでした。金沢大学からは土屋教授をはじめ、山本先生、武内先生、米澤先生、森永先生、私の総勢6人で参加し、計6演題(ポスター5題、publication only1題)を発表してきました。
 日本で開催の国際学会でしたが、日本人の口演発表の採択率は約8%(6/73演題)、ポスター発表の採択率は約17%(59/340演題)でした。

学会会場は500人ほどが入れる会場1つのみで、ほぼ満席の中、さまざまな科の医師達がいろいろな視点で熱い議論をかわし、肉腫患者のよりよい治療のために世界中で日々努力が積み重ねられている姿が見て取れました。

また2日目の夜に開催されたGala Dinnerでは骨肉腫の術前補助化学療法の概念を世界で初めて確立されたことで大変高名なGerald Rosen医師(2枚目写真の左から3人目)と直接お話しをする機会があり、とても興奮しました。
このような貴重な機会を与えていただきました土屋教授をはじめ同門の先生方、腫瘍班の先生方には深く感謝申し上げます。今回得られた知識や経験を今後の診療や研究に活かせるようますます精進していきたいと思います。