学会記 22nd EFORT in Vienna, Austria/Web (米澤 宏隆)

2021年7月28日

 腫瘍班の米澤宏隆です。2021年6月30日~7月2日にかけて行われました第22回 ヨーロッパ整形災害外科学会 (EFORT)に参加いたしましたので報告いたします。

 本来ならば、オーストリア・ウイーンで開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でWeb開催 ( Virtual EFORT Congress (VEC))となりました。金沢大学からは3演題の発表がございました。7時間の時差があり、朝一番のセッションが日本時間15時からでございました。腫瘍の演題はといいますと、基本的に最終セッションになっておりまして、なんと深夜12時から!というなかなかハードな時間帯でございました。しかしながら、他国の先生方のディスカッションを拝聴する機会はとても貴重で、大変勉強になり、刺激を受けました。オンライン開催のためか、本邦の先生方の御発表は少なかったようです。またいつの日か、揃って現地参加できる日が来ることを楽しみにしております。

 本学会の Gold Orthopaedics Abstract に輝かれたのはオランダのZuyderland Medical CenterのVerstraelen F.先生でした。演題は、肩の石灰沈着性腱炎に対して、石灰巣のデブリドメント、肩峰下除圧、両方を3群でランダム化比較試験を行ったという内容でした。デブリドメントの成績がよく、肩峰下除圧の追加効果は優位性を示せなかったと締めくくっておられました。アワード発表のおよそ半数が前向きランダム化比較試験の発表であり、前向きに研究している施設が多いことに驚きました。スタディデザインが大事だなぁと感じた次第であります。

 最後になりますが、このような機会をいただき、土屋教授をはじめ、同門の先生方に感謝申し上げます。今回の経験を今後の経験に生かしてまいりたいと思います。