金沢大学附属病院 整形外科

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学会記 EUROSPINE 2018 in Barcelona, Spain

2018.09.28

脊椎班大学院生の奥です。2018年9月19日から3日間、スペインのバルセロナで開催された20th EUROSPINE 2018に参加させて頂いたのでご報告させて頂きます。
 
本学会は脊椎単独の国際学会としてはヨーロッパ最大、世界でも最大規模の学会であり、世界各国から多数の脊椎外科医が参加する学会です。金沢大学および関連病院からは、村上先生を筆頭に、加藤先生、吉岡先生、笹川先生、新村先生、横川先生、米澤先生、清水先生、北川先生、奥の総勢10名で参加しました。採択率24%(oralは8%)の狭き門を突破して、金沢大学からは日本最多の13演題(oral 3、quick fire 3、poster 7)が採択されましたが、その中でも群を抜いていたのが米澤先生で、応募した4演題全てが採択(quick fire 1、poster 3)されるという偉業を達成されました。
 
私は国際学会での口演発表が初めてだったため、かなり前から準備を始めていたにも関わらず、壊滅的な英語力の欠如と要領の悪さのため、出発直前までスライドが完成せず本気でwithdrawを考えていましたが、加藤先生のお力添えのおかげで何とか出発前までにスライドが完成し、皆と一緒にバルセロナの地に辿り着くことができました。本当に有難うございました。
 
本番は学会初日のquick fireで、腹部体幹筋と腰痛・ロコモとの関連性について発表しました。セッションが始まる前に座長のところへ行き、拙い英語で「英語ができないから困ったら助けてくれ」とお願いをしておいたにも関わらず、発表後の質問で座長が長々と英語を喋りだした時は、完全に思考が停止しました。一言目から何を言っているのか聞き取れなかったため、その後の英語の聞き取りは完全に放棄しました。この様子を見てすかさず加藤先生が立ち上がり、座長とやり取りをして手助けして頂いておかげで、その場は事なきを得ました。後ほど質問内容について教えてもらうと、質問と言うより座長のコメントだったそうで、分からないと答えていれば良かったそうです。自分の英語力のなさを改めて痛感させられました。ただ現世では英語を喋ることは難しいと思うので、来世では英語が喋れるように努力したいと思います。その後のoralセッションでは、吉岡先生、横川先生、加藤先生がTESについて発表されましたが、いずれの先生方も見事な発表をされ、多数の質問に対してもバシッと回答されており、さすがだなと感心しきりでした。

さて、今回の学会開催地のバルセロナと言えば、ガウディが設計したサグラダ・ファミリアをはじめ多くの世界遺産があり世界各国から多くの観光客が訪れる街で有名ですが、この観光客を狙ったスリが非常に多いことでも有名です。当教室でも過去に被害にあわれた方が数名いますが、今回は北川先生がスリにあいました。1人でバルセロナに先乗りし、バルセロナ最大のボケリア市場へ朝食を摂りに行った時に、市場の入り口で財布をすられたそうです。しかし、その後の行動が北川先生らしいのですが、とりあえず隠し持っていたクレジットカードを使ってその場で朝食を摂り、市場で買い物をしながら財布の中にあったクレジットカードを停止するという余裕っぷりだったそうです。その後の学会期間中もスリにあったことが嘘のように楽しそうに過ごし、参加者の中で一番バルセロナを謳歌していました。
 
また、バルセロナといえば美味しい食事でも有名ですが、その中でも特に海鮮を使ったパエリアが有名です。2日目の夜は、参加者全員で土屋教授におすすめされたパエリア店に行きました。店内はどことなく上品な感じがあり、壁にはFCバルセロナのメッシや前アメリカ大統領のブッシュが店内で撮った写真が掛けられており、高そうな雰囲気を醸し出していました。実際にどの料理もとても美味しく、1枚も写真を撮らずに全て食べ終えてしまいました。機会があれば、また訪れてみたいと思います。
最後になりましたが、このような貴重な機会を与えて頂いた土屋教授をはじめ同門の先生方に感謝申し上げます。今回得られた経験を今後の診療や研究に生かせるよう精進いたします。

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