金沢大学附属病院 整形外科

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第28回 日本整形外科学会基礎学術集会

2013.10.17

関節班 黒田 一成 2013年10月17~18日

 千葉県の幕張メッセで開催された第28回日本整形外科学会基礎学術集会に参加してまいりましたので報告いたします。
 本学会は、整形外科分野における基礎研究の発表・報告の場であり、今年も多くの最新の基礎研究結果が報告されて大いに刺激を受けました。整形外科医が臨床を通して生じた疑問を自らの手で基礎研究し、本学会を通じて発表するという独特な伝統が日本にはあるそうです。金沢大学からは、口演6題、ポスター6題の発表がありました。私は、大学院の実験テーマである脂肪幹細胞と軟骨変性に関するポスター発表を行わせて頂きました。これまでの成果をすべて注ぎ込んだ発表でしたが、軟骨の分野は広く深く、分子生物学的解析を進めている他大学との厚い壁を感じ、まだまだ研究すべき事が山積みであることを痛感しました。しかし、座長の先生から今後の研究に生かせる適確な質問を頂き、大変有意義な学会でした。
 さて、本学会では、毎年全員懇親会で行われる大学医局対抗レクリエーションが催されております。去年は、『ダーツ(多賀先生)・パター(下崎先生)・カレー大食い(真橋先生)の3種混合競技』にて、金沢大学は優勝という輝かしい成績を残しました。2連覇のかかる今年は、加畑医局長の人選により、武内先生、私、去年の優勝メンバーである下崎先生の計3人で参加となりました。今年のテーマは、『整形外科医格付けチェック~味覚~』です。
 22大学が予選に参加しました。予選の食品は、水(水道水 VS ミネラルwater)、ピーナッツ(中国産 VS 千葉産)、アイス(コンビニ VS 牧場産)、羊羹(コンビニ VS とらや)でした。我々は、3人の多数決で回答を決めるという「多数決大作戦」を立てました。一見、民主主義に沿ったすばらしい作戦に思えましたが、実際は大きな間違いでした。そうです、個人の味覚は等しくはない。予選最初の問題、「水」です。3人がAとBの水を試飲した直後、私と下崎先生は迷いなく「A」がおいしいお水と回答しました。武内先生は「B」をおいしいお水と回答されました。当初の作戦通り、我々は「A」を正式な回答としました。多数決ですから・・・。答えは、お察しの通り「B」でした。いきなりの不正解です。頭にまさかの予選敗退がよぎります。医局長に合わせる顔がない・・・。しかし、この問題以降、我々は「多数決作戦」を変更、「武内先生の味覚を信じる作戦」に方針転換しました。予選の他の問題(ピーナッツ、アイス、羊羹)は、意見が大きく割れることなくすべて正解し、4問中3問正解で何とか本選に駒を進めることが出来ました。
   
     
 
 さて、本選です。予選を勝ち抜いた強者の中、下崎先生が会場を大いに盛り上げながら本選が始まりました。問題は、ビール1(瓶ビール VS 地ビール)、ビール2(瓶ビール VS 生ビール)、おでん(コンビニ VS デパート)、チーズ(安物 VS 高級)、ワイン(安物 VS 高級)でした。ほとんどの大学が全問正解であり、一問でも間違えれば優勝を逃すような緊迫した状況でした。そんな中、運命の分かれ道がやってきました。ワインです。予選同様、意見が割れました。「A」のワインを私と下崎先生が高級と、「B」のワインを武内先生が高級と選択しました。我々はすでに予選で学習しています。武内先生の意見が他の二人の意見よりも偉大であることを。迷いなく「B」と回答。もちろん正解は武内先生の選択した「B」のワインでした。本選は終わってみれば全問正解が5大学、金沢大学を含めた5大学が同点優勝となり、2連覇を達成することが出来ました。
 これも武内先生の味覚と下崎先生の盛り上げ、同門の先生方の団結した応援があってこそだと思います。本当にありがとうございました。
 この勢いで、大学院生の本業である研究においても、表彰に値するような研究成果を報告出来るよう研鑚を重ねて行きたいと思います。
   
     
 

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