金沢大学附属病院 整形外科

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学会記 2019 AOSSM in Boston, USA (下崎 研吾)

2019.07.16

スポーツ班の下崎です。このたび2019年7月11日から14日にBoston (USA)にて開催されましたThe American Orthopaedic Society for Sports Medicine(AOSSM) 2019に参加いたしましたのでご報告いたします。
スポーツ大国であるアメリカにおいてこのAOSSMは演題採択が非常に厳しい学会であり、前向き研究などのエビデンスレベルの高いスタディデザインが求められます。金沢大学からは成長期ウエイトリフティング選手の腰椎変化を4年間追いかけたスタディがポスター発表として1演題のみ採択され、日本全体からでも招待講演を含め10演題未満でした。このため今回は私一人での参加となりました。
 
この学会は他の海外学会と比較してもスポーツ色が非常に強い学会であり、中でもMLB、NFL、NBAといった各競技のトップレベルの選手に対する治療経験を持つ先生方による熱い議論がなされていました。外来・手術治療はもちろんでありますが、スポーツ現場における医師の役割とチームワーク、コミュニケーションの大切さなどスポーツ選手のサポートに必要な最新の知見をたくさん得ることができました。
 
ポスター発表は当初貼っておくだけかと思っておりましたが、1時間のポスター質問時間が設けられておりました。何を聞かれるのかとドキドキしておりましたが、予想できていた質問が1-2つ程度で拙い英語でしたがなんとかやり過ごすことができました。
 
私個人としては何より大きかったのが、日本から参加されていた他大学・他病院の先生方と食事の機会を頂き交流できたことであります。日本トップレベルのスポール選手の治療を担当する先生方や5-10学年上の歳の近い先輩方から臨床経験や海外留学の経験のお話、さらには留学先の実験室の様子を見せて頂いたりしたことは非常に刺激的であり、忙しい日常の中でも精力的に活動をされている姿に感銘をうけました。この学会に参加できなければ聞けなかった世界や考え方に触れることができ本当に実りある学会となりました。最後になりましたが、このような機会を頂きました土屋教授をはじめ同門の先生方、さらに快く送り出して頂いた中瀬先生、スポーツ班の先生方に感謝申し上げます。

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