金沢大学附属病院 整形外科

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学会記 2016 APKASS Congress

2016.06.16

2016 APKASS Congress

 スポーツ班の大島健史です。2016年6月9日から12日に香港で開催された2016 APKASS Congress (Asia-Pacific Knee, Arthroscopy and Sports Medicine Society)に参加させていただきました。今回、金沢大学からは中瀬先生、高田(泰)先生、社会人大学院生の北川(孝)先生、私、やわたメディカルセンターの中村立一先生の総勢5名で参加しました。本学会はアジア・オセアニア地域がメインのスポーツ医学の学会です。学会全体で口演が213演題あり、金沢大学からは合計4演題を発表しました。
 

 学会初日に中瀬先生がRounded rectangular dilatorを用いたACL再建術とその成績、高田先生がその術式とdilatorによる骨孔壁への効果についての口演をしました。近年、ACL大腿骨付着部は直線または楕円状に付着していることが知られており、より解剖学的な再建を目指した本法に聴衆から様々な質問が飛んできておりました。総合討論だったのですが、ほとんどが二人への質問であり、本法への関心の高さがうかがえました。

 北川先生はACL再建膝に対するエコーによる膝蓋下脂肪体の動的評価、私が4重折半腱様筋腱グラフトの断面積および骨孔壁への圧についての口演をしました。こちらは聴衆や座長からの質問はなく、少し物足りない発表となってしまいました。
 

 今までアメリカやヨーロッパのスポーツの学会にも参加させていただきましたが、本学会では欧米の学会にはないアジアのエネルギーを感じました。圧倒的な症例数があり、うらやましくもありましたが、だからこそ自分たちは一例一例を大事にしながら研鑽を積まなければならないなと改めて感じさせられました。

 学会以外では、名所をめぐりというよりは食べ歩いていました。現地の人しかいかないようなローカルな点心から、102階での高級中華まで様々な料理を食べましたが、どれも美味しかったです。ただ、6月の香港は湿度90%を超すようなじめじめとした毎日が続くため、お勧めできません。「地球の歩き方」によると10-12月の秋から初冬にかけてがベストのようです。

 隣国のエネルギーを感じることができ非常に刺激的で思い出に残る学会となりました。本学会で得られたものを日常診療・研究に生かすべくこれからも精進いたします。このような貴重な機会を与えて頂いた土屋教授をはじめとする同門の先生方に深く感謝申し上げます。

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